むちうちで頭痛が起こる原因とその対応
2026年06月2日

皆様、こんにちは。
大阪府門真市で交通事故専門の施術を行っている、まつもと鍼灸整骨院の院長の松本です。
交通事故に遭った後、「首が痛い」「肩が重い」といった症状だけでなく、
・頭痛が出るようになった
・事故後から頭が重い
・目の奥が痛む
といったお悩みを訴えられる方が少なくありません。
特に追突事故などで首に強い衝撃が加わると、首がムチのようにしなることで、筋肉や靭帯、神経などに負担がかかります。これが一般的に「むちうち」と呼ばれる状態で、正式には頚椎捻挫や外傷性頚部症候群と言われます。
確認しなければいけないこと
むちうちによる頭痛で注意していただきたいのは、まず頭部に異常がないかを確認することです。
事故後に強い頭痛がある場合や、吐き気、めまい、手足のしびれ、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、まず病院でMRIやCTなどの検査を受けることが大切です。
しかし、実際には検査を受けて「脳には異常がありません」と言われるにもかかわらず、頭痛が続くケースが非常に多くあります。
このような場合、原因の一つとして考えられるのが、むちうちによって首まわりの筋肉が強く緊張し、神経を締めつけてしまう状態です。
筋肉のスパズムによる神経へのストレス
筋肉が硬くこわばり、本来の柔軟性や働きを失っている状態を「筋肉のスパズム」と言います。
交通事故の衝撃によって首の筋肉にスパズムが起こると、頚髄から頭に向かって伸びている神経が筋肉によって圧迫され、後頭部やこめかみ、目の奥などに頭痛が出ることがあります。
例えば、首の後ろから後頭部にかけて痛む場合は「大後頭神経」が関係していることがあります。大後頭神経は首の上の方から出て、頭半棘筋や下頭斜筋、僧帽筋上部線維などを通りながら後頭部へ伸びていきます。これらの筋肉が事故の衝撃でスパズムを起こし硬くなると、神経に締めつけのストレスが加わり、後頭部の痛みや頭重感につながることがあります。
また、首の外側から後頭部にかけて痛みが出る場合は「小後頭神経」が関係していることもあります。小後頭神経は頚椎の1番から4番あたりから出て、胸鎖乳突筋と頭板状筋の間を通り、首の横から後頭部へ向かって伸びています。そのため、事故後に首の横の筋肉が緊張すると、首の外側から後頭部にかけて痛みが出ることがあります。
さらに、頚椎の3番付近から出て後頭部へ向かう「第三後頭神経」も、むちうち後の頭痛に関係することがあります。この神経は僧帽筋上部線維などの影響を受けやすく、筋肉のスパズムによって神経が締めつけられると、後頭部周辺の痛みにつながる場合があります。
その他にも、大耳介神経、頚横神経、鎖骨上神経など、首の外側に出てくる神経が胸鎖乳突筋などの筋肉の緊張によって影響を受けることがあります。そのため、むちうち後の頭痛は単に「頭だけの問題」ではなく、首の筋肉や神経の状態が大きく関係していることが多いのです。
当院での施術
大阪府門真市の、まつもと鍼灸整骨院では、むちうちによる頭痛に対して、まず首まわりの筋肉や関節の状態を丁寧に確認します。その上で、首の後ろ側の筋肉に負担がかかりやすい猫背姿勢の改善、ストレートネックによって首にかかる負担の軽減、神経を締めつけている原因となる筋肉へのアプローチを行います。
痛み止めで一時的に症状を抑えることも必要な場合はありますが、それだけでは首の筋肉のスパズムや神経への締めつけが残ったままになることがあります。
大切なのは、なぜ頭痛が出ているのかを確認し、原因となる首の状態に対して適切に対応していくことです。
交通事故後の頭痛は、放っておくと慢性化し、仕事や家事、睡眠にまで影響することがあります。
「検査では異常がないと言われたけれど頭痛が続いている」「事故後から痛み止めを飲む回数が増えた」「首の痛みと一緒に頭痛が出る」という方は、早めにご相談ください。
また交通事故の被害者様はもちろん、日常的な頭痛でお悩みの方もお気軽にご相談ください。













