事故で受けた衝撃の大きさに比例して、手足のしびれも強くなる傾向にあります。
これは、追突などによる外から加わった力が強いほど、神経への圧迫も強くなるからです。
つまり手足のしびれというのはとてもわかりやすい体のSOSでもあるのですが、何分傷ついているのが体の繊細な部分であるため、レントゲンやMRIでは発見しにくいという難点があるのです。
この発見しにくい、というのがなかなか今の医療現場ではネックになっていて、西洋医学ではレントゲンやMRIの結果に頼った治療をする傾向があるのですが、異常が発見できないと、どれだけ不調を訴えていても何の処置も施してくれないということも多々あります。
いくらしびれなどを訴えても、検査による異常が発見できないため、異常を異常と認めてくれないのです。
ですがこういった「手足のしびれ」は、前述した通り体のSOSです。
放っておくと痺れが進行し、痺れているという感覚自体が麻痺してしまったり、痛みを感じにくくなったため「治った」と勘違いしてしまうこともあります。
しかしながらこれはただ症状が進行しただけで、感覚障害や運動障害という悪化状態へと移行したにすぎません。
つまり「手足のしびれ」は、早めに対処しなければ大きな障害となって後遺症になってしまうんです。