むち打ち症と言えば、多くの方は首やその周辺に痛みや違和感を感じることが多いです。
これは頭を支えるための骨である頚椎が、交通事故等の強い衝撃で痛めやすい部位のためです。
では、なぜ意外にも“腰痛”になってしまう人が多いのかと言いますと、答えは至極簡単で、頚椎は背骨でもあり、腰にもつながっているからです。
大きなダメージを受けたのが頚椎だったとしても、その衝撃は背骨を伝って腰にも届き、腰痛となってしまうんです。
また、こういった余波による腰痛以外にも、交通事故の強い衝撃で、いわゆる「ぎっくり腰」の状態に陥ってしまうことが多くあるため、むち打ち症による首の痛み以外に腰痛も患者様を悩ませる症状のひとつになっているのです。
こうした交通事故による腰へのダメージはその衝撃によって骨が歪んでしまうことも多くあり、そのまま放置しておくと歪んだまま骨が固定化されてしまい、慢性的に痛みを感じるようになってしまいます。
つまり放置しておけばおくほど骨がその位置で固まってしまうため、症状の回復にも手間と時間が掛かるためなるべく早く治療に乗り出すことが先決です。